1995年7月21日にPlayStationにて発売されたフロム・ソフトウェア2作目
『KING’S FIELDⅡ』キングスフィールド2
前作、King’S FIELDの正統続編で約半年ちょいと短いスパンで発売されたソフトですね!
早速プレイ&クリアしたので物語やシステム、甘めの評価をしていきます。
物語
説明書を読んでざっくりまとめますと
前作の主人公が聖剣を手に無事、墓所から生還できた。この偉業を讃えられ、彼は国の王となった。
数年この国は平穏であったが、森に魔の獣が現れ出し、再び悪夢がおとずれた。
さらに国の象徴である聖剣が奪われた事に気づいた王は、情報を元にとある島に部隊を送るも誰一人帰還しなかった。
旧友である隣国の皇子が王の話を聞き、その皇子が聖剣を取り戻しに行く物語です。
今作の主人公は続役でなく、別の人になっていますね。
皇子が剣を教えてもらっていたのも、前主人公の父親らしいので前主人公と古い仲なのが分かります。
友のために未知の島へ行くのが熱い展開ですね。
(島の謎の正体を知りたかったと理由も大きいらしい)
システム
システムは前作に引き続き3DリアルタイムRPGの一人称視点のゲームです。
モンスターを倒した時も変わらず経験値とお金、たまにアイテムを落とします。
POWERとMAGICゲージの概念も変更ありませんし、セーブも固定、操作もほぼ一緒なので続けてプレイしても戸惑わないでしょう。
変更点
大部分は変わらないですが便利になった部分とか、少し気になった部分とかも、結構あったので変更点を書いていきたいと思います。
操作
操作面では2つ。
[START]が一時停止からアイテムボタンに変更。装備メニューでアイテムや魔法を登録して使用できる、ショートカットボタンですね。
負けそうになった時に薬草をセットして、連打して耐えてきました。 [○]は決定や調べるなどで基本は変わってないですが、長押しでダッシュ出来るようになりました。
マップを行き来して探索するのでこの機能は大変助かります。
ですがデメリットもあり、ダッシュするとPOWERとMAGICゲージが急速に減るので、すぐ攻撃や魔法が使えず、防御力も低下します。なので戦闘中では距離を取ったり、逃げの選択しか活用できないです。
セーブ
セーブ面では3つ以上セーブできるようになり、120kbの容量で7つまでセーブできます。
(8つ目は容量が足りませんでした。)
セーブポイントは固定で変わらずですが、付近に必ず台座があり、ここにゲートの鍵を置き、対となるゲートを使用すればワープすることができます。
なので手に入れたら行動しやすいセーブポイントに置いておきましょう。
便利ですし、今作には詰み要素が数か所あります。大事です。
回復アイテム
回復アイテムは薬草は変わらずあるので、変更点より追加になるのですが1つだけ書きたいのが、水晶の瓶です。
この水晶の瓶に回復の泉の水をいれて携帯できるようになりました。
貧乏性なのでお金を使わず探索時に回復できるのはとても安心します。
瓶で回復は真っ先にダークソウルを思い出しました。
UI
UIの変更点はHPとMPの表示がゲージから、数字表記になったことにより、今何ダメージくらったのか、魔法があと何回使えるか、など管理しやすくなりました。
前作はメニュー画面を開かないと確認できないので、地味ですが助かります。
その他
その他に気になった変更点は3つ。
1つ目はタイトル画面から[はじめる]と[ロードする]が追加されました。
再開する度にスタート地点で登場することがなくなりました。
こっちの方がわかりやすいですね。
2つ目はアイテムを拾った時に名前を教えてくれない事。
拾おうとしても目の前で回っているだけなので、装備品と思って拾ったら鍵だった。
なんてことが多々ありました。
3つ目はMAGICゲージの回復速度が遅い+回復系魔法でもMAGICを消費することです。
こちらはゲームバランスを考えての変更点でしょう。
前作は回復魔法を即座に連発できましたので。
プレイ
実際にプレイしていい感じになるとこまで書いて行きたいと思います。
途中で折りたたんでるので興味ない方はスルーでどうぞ。
タイトル画面を経て、ロードが終わると浜辺の岩礁からゲームスタート。
今回はダンジョンでなく、島がメインだからかと心震わせる。
前には道がある事は確認できるが、辺りを見渡すも海が広がっているだけ。
(後ろには絶対下がらないで!)
操作や持ち物を一通り確認。今回も裸で、ダガーが1本のみと前回よりも少ない装備。
薬草も魔法もないとわ。まあすぐ見つかるだろうと先を目指す。
近くの洞窟に入ると、魔物出現! 前作プレイ済みなら余裕だと思い、戦闘開始。
いつものヒット&アウェイで攻撃するもタイミングが合わず攻撃を食らう。
HPの約1/3のダメージ。先が思いやられる強さだ。なんとか撃破したものの残りHPは1。
薬草を落としたのが幸いだが、近くに回復の泉があったのは後に知った。
探索を進め、様々な魔物もいたが順調に撃破しつつ、頭装備や盾などのアイテムを入手し、セーブポイントも発見できた。複数の集落にも訪れることができ、道具屋以外にも鍵屋などがあったが金額がすごい事になっていた。現時点では不可能だろうと思い、先を目指す。
評価
前作に続きプレイしましたが、今作も楽しませていただきました。
特に移動関連が大きく改良されたので、ストレスなくプレイできたと感じます。
攻略に行き詰まっても、説明書の他に解決の書と言うものが用意されているのもいいですね!
(攻略サイトは最終手段で!)
マップも前作の階層式でなく、広いマップで繋がっているのでもう終盤らへんかなと思ってたら、まだ中盤ぐらいだったみたいなのもありました。
(終盤だと思って今回でささっとクリアするぞ!と思ったら6時間かかりました。)
島に住む人も多く、それぞれの悩みや思いの人間味に触れ、商人の種類も増えて出来る事が増したのでナンバリングに相応しい出来だと感じます。
前作にはいなかった中ボスもいたので段階的に緊張感も味わえたのも良かったです。
1つ思ったのが前作と同様、最強であろう装備を一式揃えてからクリアまでが少し短かったかなと思いました。
もう少しこの装備を堪能したかったと感じます。
コメント